【A’s リポート③】
2008.7.4 人づくりチームづくり
こんにちは。
Aコーチ金澤篤志です。
ラスベガスでのトライアウトは最終日を終え、只今、福岡への帰路についています。
さて、トライアウトで感じたことの1つである「外国人選手の技術レベルの高さ」については、前回のレポートでお伝えしました。
今回は、もう一つ強く感じた「人づくりがチームづくり」ということについてお伝えしたいと思います。
そして、それは、今回のトライアウトの2つ目の目的であるエージェントなどの“バスケットの人脈を作ること”にも繋がっています。
まず、エージェントについてお話したいと思います。
アメリカにおいて、選手はエージェントからのプロフェッショナルなマネジメントを施され選手としての価値が高められていくのが一般的であるようです。そして、そんな選手は最も有益となる活躍の機会を提供され、さらに選手としての価値を高めていく、そんなシステムを担っているのがエージェントであると言えるのではないでしょうか。
実際、トライアウト中、私の方からエージェントに接触しようと思わなかったとしても、彼らの方から私にそのマネジメントを施している選手に少しでも高い可能性を提供しようと、選手を売り込んでくるエージェントは沢山いました。
また、もし、エージェントがいなければ、今回のトライアウトに参加するすべも知らずにいた選手もいたはずでしょうし、bjリーグのチームに自分を売り込んでくれる機会すらなかった選手も沢山いたはずです。
いわば選手はエージェントによって可能性を高められているケースが数多くあるのだと思います。
そんなシステムがあるからこそ、選手はそのチャンスを生かすため、何のためらいもなく貪欲にトレーニングを積んでいけるのだと思います。
さらに、そのようなシステムが確立されている、ここアメリカにおいては、プロ選手になることは単なる“夢”であるだけでなく、確かな筋道のある“目標”として認識できるようにも感じます。
だからこそ、数多くの能力ある選手がプロバスケット選手になろうと考えることができ、そんなシステムがバスケット大国アメリカを支えているのだと言えるのではないでしょうか。
ところで、選手が誰かに支えられていると言えば、今回のトライアウトをbjリーグと共に手掛けたエージェントの一人であるジェラルド氏による「賢いリクルートとは?」というテーマからもうかがい知ることが出来ました。
それは「限りある予算内でのリクルート」という話をされていた時のことです。
言うまでもなく、私たちチーム関係者が扱っている予算は、スポンサーや後援会、ブースター会員などといったブースターの皆様からの支援金によるものです。
今回のトライアウトにおける選手のリクルートも、そんな皆様の支援があってこそ成り立っているのです。
要するに、チームづくりはブースターの皆様によって成り立っているもので、私たちチーム関係者は、そんな皆様自身が強くしているんだ、と実感できるようなチームを作らなければならないですし、また、皆様が愛せるようなチームづくりをしていかなければならないと思っています。
以上のように、「選手やエージェント、チームとの関わり合い」や「リクルートの予算とブースターの皆様との関わり合い」を見ていると、20名程度で構成されているチームも、実際には数多くの人によって成り立っていることがよく分ります。
そして、人と繋がるという意味で「人づくりがチームづくり」であるということを確信したラスベガスでのトライアウトでした。
来週、ニューマンHコーチと今回のトライアウトを含め、チーム編成のミーティングを行います。
そして、8月からはチーム全体としての練習が始まり、10月のシーズン開幕に臨む予定です。
私たちは皆様の支援によって成り立っているこのチームを、皆様の期待に添えるよう指導、コーチングしていくつもりです。
今後とも、皆様からのご支援ご指導、どうぞ宜しくお願いいたします。
以上をもって、ラスベガスでのトライアウトの報告とさせていただきます。


